Training Peaks

Training Peaks (トレーニングピークス) の使い方 ( ATP編 : 前編 )

2019.12.18

こちらの記事は、Training Peaks ( 以下 : TP )でトレーニングを始める使用を勧めている “ATP ( Annual Training Plan ) “の設定方法を案内させていただいてます。

 

もし、トレーニングをしている方でTPを使用されていない場合、興味がありましたらこちらの記事をご一読ください。
Training Peaks (トレーニングピークス)の基本的なな使い方・設定方法について

 

ATP ( Annual Training Plan )とは?

ATPとは”年間のトレーニングプラン”を作成する機能となります。ATPを使用することは、航海する船の羅針盤のような役割を果たしてくれるので、しっかりと設定することで、より質の高いセルフマネジメントを行うことができます。

 

 

“Get Started”をクリックすると、以下の画面が表示されますので、4つのパートにわけて入力することになります。

① Choose Training Methodology (左側 :上)
② Enter Details (左側 : 中)
③ Determine Training Volume (左側 :下)
④ Add Events (右側 : 全面)

 

 

まずは①から③までまとめて説明していきたいと思います。

Choose Training Methodology

① Choose Training Methodologyは”3つの種類”から選ぶことができますが、自身のレベルに合わせて、プログラムを組む際の基準を変えましょう。

 

初級者向け … Weekly hours 
中級者向け … TSS ( Training Stress Score )
上級者向け … TSS / Event Fitness (CTL)

 

全て説明したいところですが、こちらの記事は”初級者・中級者“を対象に書かせていただきたいと思います。

 

Enter Details

②Enter Details ではトレーニングプランを作成するに必要な情報を入力します。

 

・ATP Name … プランの名前を決めます。
・Date range9ヶ月~18ヶ月の間で設定します。
・Periodization …”Automatic“か”Manual“を選択します。
・Current Fitness … “Weak“か”Strong“を選択します。
・Recovery Cycle …”Every 3weeks“か”Every 4 weeks“を選択します。

 

ATP NameとData rangeは説明不要だと思いますので、残りの3つを説明します。

 

“Periodization”

・Automatic … トレーニングがリードされる
・Manual … 自身でトレーニングを作る

 

何もなければAutomaticを選んでおくことをオススメします。というのも、Automaticのままにしておくと“Cyclist Training Bible”で有名はジョー・フリール氏のTraining Bibleのメソッドをベースに作られたペリオダイゼーションとなるからです。もし、トレーニング理論やプログラムデザインを理解していれば、独自のトレーニングメソッドがあればManualでもいいかもしれません。

 

Current Fitness

・Week … 基礎基本となる能力の向上にフォーカス
・Strong … コンディションを上げることにフォーカス
※こちらに関しては、別の記事で説明をさせていただきます。

 

Recovery Cycle

・Every 3weeks … 2週間トレーニング/1週間休息
・Every 4weeks … 3週間トレーニング/1週間休息

 

個人的に、指導時の基準として

初心者は3weeks
中・上級者は4weeks

としていますが

CTLが70未満は3weeks
CTLが70以上は4weeks

とする場合もあります。この辺りは個別性があるので、参考までにどうぞ。

 

Determine Training Volume

③ Determine Training Volumeは、①で選択した内容で以下の図のように変化します。

 

今回の記事は、初級者・中級者をターゲットにしているので、上記で説明した”C.上級者”の説明は省きます。

 

Weekly hourを選んだ場合

“Weekly Average”に1週間に動くことが可能な時間を入力しましょう。

・Easiest week … 休息予定の週単位の運動時間
・Hardest Week … 強度を上げる週単位の運動時間
・Approximate Annual … 年間を通した運動時間

が表示され、後のトレーニングプランの指標となります。

 

TSSを選んだ場合

“Weekly Average”に1週間に動くことが可能なTSSと、一番下の”Fitness (CTL) Start”を入力しましょう。※このように自身のCTLをベースに考えることもあるので、基本的なトレーニングに慣れてからTSSを選択しましょう(反対に、中・上級者でもあえてWeekly hoursで設定する場合もありますが、これはまた別のお話)。

 

・Easiest week … 休息予定の週単位のTSS
・Hardest Week … 強度を上げる週単位のTSS
・Approximate Annual … 年間を通したTSS

が表示され、後のトレーニングプランの指標となります。

 

 

ちなみに、それぐらいの数字がいいのか?と聞かれることがあるのですが、TPのページには”Suggest weekly TSS and Target CTL“という”自身のカテゴリー別で推奨される指標”があります。具体的な図は、以下のような形になります。

アメリカのレースカテゴリーになるのでわかりにくいと思いますが、国内レースで表すと以下のように区分できると考えております(一概にはこうとは言い切れないので、参考程度にどうぞ)。

 

・Category1/2 … 実業団 JPT / E1 レーサー
・Category3 … 実業団 E2 レーサー
・Category4 … 実業団 E3 レーサー
・Category5 … 一般レーサー

 

自身がどのレースに参戦するか、またはどのレベルでレースを楽しみたいかを考えて、(トレーニングに慣れて)TSSを基準にトレーニングを行う場合の参考にしてみましょう。その他にもトライアスリート向けの指標がありますので、興味のある方は以下のリンクよりご確認ください。
目的目標別に応じた時間・TSSの設定はこちら

 

ADD Events

 

ここまで入力が完了したら④Add Eventsにて自身のレーススケジュールを入力していきます。入力する項目は以下の通りです。

 

・Event name … イベント名を入力します。
・Event Date … 開催日を入力します。
・Type … イベントの種類を選択します。
※入力すると、以下の項目が新しく出てきます。
ATP Event Type … 競技時間または距離を選択します。
→ Priority … イベントの重要度 ( A > B > C )を選択します。
・Description … メモを記録します。

 

また、”Add Goals”とありますが、ここは特に入力しなくても問題ありません。
※上級者向けの記事を書くときに記載させていただこうと思います。

 

入力すると、以下のようにAdd Eventsの項目にレーススケジュールが追加され、別のページでもあるCalendarにも反映されます。※スケジュールは追加で入力できます。

 

このように①から④まで全ての項目を入力した場合、”Criate ATP”をクリックしたら、”ようやくトレーニングのプラグラムの作成の開始です “。どう言う意味か、次の項目で説明します。

 

 

ATPのグラフ・メニューの読み取り方

全て入力を終えると、以下のようなグラフが作成されます。

このグラフが作成されたからと言って”トレーニングメニューが作成されるわけではありません”。何を、隠そう”ここから自身がトレーニングメニューを作成する必要がある”のです。

 

『そんなの無理だ…』と思う方も多いかもしれませんが、それを解消してくれる方法がありますので、次回更新する記事で紹介させていただきたいと思います。

追記 2019.12.24 … 後編を書きました