自転車(ロードバイク)でパワートレーニングを行う方法 Part.6 スキル編

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これまで、パワートレーニングについて説明をしてきました。

【2017年3月更新】自転車(ロードバイク)のパワートレーニングについてまとめてみました【保存版】

2017.03.02

いろいろと説明すると「まずはFTPをあげよう」と意気込んで、FTP向上(L4領域)を中心としたトレーニングをする方がいます。確かに、FTPが向上すれば持久力の向上が望めますし、パワー・トレーニング・ゾーンの全体的な底上げにつながる場合もあります。

しかし、ここで一つ考えていただきたいことがあります。

 

「FTPを向上させることで、速く走ることができるのかどうか?」ということです。

 

例えば、A君とB君がいたとして、二人のFTPが同じ値(250w)だったとしましょう。

平坦で無風の道を、二人で横に並んで走った時の速度が、時速35kmだった時の出力を見比べてみたら、

A君は250w

B君は235w

だったとしましょう。

あなたは、どちらの方が長く楽に走れると思いますか?

別の視点から同じような質問をします。

 

 

平坦で無風の道を、二人で横に並んで走った時の出力が250wだった時の速度を見比べてみたら、

A君は時速35km

B君は時速37km

だったとしましょう。

 

 

あなたは、どちらになりたいですか?

私ならB君になりたいと思います。

 

 

今回は、パワートレーニングと合わせたスキルについて考えていきたいと思います。

 

 

パワートレーニングでパワーにとらわれすぎないこと

パワーメーターから算出される数値は、自転車(ロードバイク)を動かすためにどれだけの力を出しているのかという数値です。フィットネスレベルの向上を考えるのであれば、パワー・トレーニング・ゾーンを指標にトレーニングをする必要があるため、確かにパワーを出して走る必要があります。しかし「レースで上位を目指すこと」や「速く乗りたい」と考えた場合、それだけに固執する必要はありません。

 

パワートレーニングを始めると、「いかに自分はパワーが出せるのか?」であったり「パワーを出せることが一番」となる方も多くいらっしゃいますが、個人的には「少しの力でどれだけ速く走れるか」を常に考えています。その際に意識すべきことは、大きく分けると「エアロフォーム(空気抵抗の少ないフォーム)」と「ペダリング(自転車を前方方向へ効率よく進めるための力の入れ方)」の2つです。

 

エアロフォームの場合は、前方投影面積(正面からカラダを見たときの面積)が小さければ小さいほど空気抵抗が少なくなりますから、出力が少なくても速く進むことができます。また、ペダリングの場合は、ペダルを踏み込むベクトルやトルクがが整うことで、ペダルを踏み込んだ出力を効率的に推進力に変換することができるため、少ない力で前に進むことができます。

 

パワーメーターを手に入れてパワートレーニングを行う場合は、それらを合わせて実施していくことにより、総合的にパフォーマンスを向上させることができます。また、今回説明した以外にも「左右のペダリングのパワー・バランス」や「踏み足と引き足の割合」なども調べることができるため、自身が取り組むべきことがパワーという絶対的な数値を上げることだけでないこともわかります。

 

しかし、意識すればその瞬間からポジティブな変化をもたらしてくれる可能性もあるため、それらを忘れることなく継続的にトレーニングをしていきましょう。

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